総裁選直後の「沈黙の6秒間」 進次郎氏はしばし、言葉に詰まった

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「仮に私がもっと早く表明、していたとしたら...」

   もみくちゃになりながら取材スペースに入り込んだ小泉氏は、石破氏に投票した理由を

「違う意見を押さえつけるのではなくて、違う声を強みに変えていく、そんな自民党でなければならない。そんな思いから私なりに判断して投票した」

と説明。神奈川県内選出の自民党国会議員20人のうち、小泉氏以外の19人が安倍氏支持を表明していたことも「ひとりぐらい違ってもいいだろう」と石破氏支持を後押ししたようだ。

   石破氏の支持を決めたタイミングについては「私の中では決まってました」と答えた。かなり早い段階で支持を決めていたとみられるが、それを直前まで「封印」してきたことになる。石破陣営から恨み節が漏れるのはもちろん、小泉氏が発言していれば党内議論がさらに活性化した、との指摘もある。この点について聞かれた小泉氏は

「仮に私がもっと早く表明、していたとしたら...」

と述べたところで、表情を変えないまま6秒ほど沈黙。しばらく言葉に詰まったように見えた。その上で

「私の望む形にならなかったと思う。(態度)表明しなかったからこそ、二人だけの違いとか、論争、そういったものに注目が集まったのではないか」

と述べた。野球を例に出しながら、「主役」であるはずの候補者以外に注目が集まるのを嫌った、という議論を展開した。

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