高須院長明かした支援プラン! 「宮川選手が望む環境を作りたい。速見コーチ呼びたいと言えば止めませんよ」

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   リオ五輪体操代表の宮川紗江選手(18)と所属スポンサー契約を結んだ美容外科・高須クリニックだが、今後どのような形でサポートしていくのか。

   気になるのは、宮川選手自身に対する暴力問題で日本体操協会から無期限登録抹消処分を受けている速見佑斗コーチ(34)との関係。同クリニックの高須克弥院長(73)はJ-CASTニュースの取材に対し、「本人が望めば私は止めません」として、宮川選手の意向を最大限尊重する考えを示した。

  • 宮川紗江選手との写真をアップしていた高須克弥氏(高須氏の9月7日のツイッターから)
    宮川紗江選手との写真をアップしていた高須克弥氏(高須氏の9月7日のツイッターから)
  • 宮川紗江選手との写真をアップしていた高須克弥氏(高須氏の9月7日のツイッターから)

「希望があれば何でも言いなさい」

   高須氏は2018年9月19日にツイッターで、「今日、体操協会のスポンサー許可がおりました。高須クリニック宮川紗江と名乗れるようになりました」と、宮川選手とのスポンサー契約締結を報告。宮川選手も同日にツイッターで、「高須クリニックさんと正式に所属スポンサー契約を結ぶことが出来ました」とし、「高須院長始め応援してくれる全ての人達の為にも、感謝の気持ちを忘れず人生をかけて全力で頑張りたいと思います」と決意を表明した。

   宮川選手が会見を開いて塚原光男・協会副会長と塚原千恵子・女子強化本部長夫妻のパワハラを告発した8月29日、前スポンサー企業との契約が解除されていた中で高須氏は支援の意向をツイッターで表明。この日のうちに連絡が取れたことも報告していた。

   9月7日には宮川選手との2ショット写真もアップし、スポンサー契約にあたって「まず体操協会の許可をいただくよう手配するぜ。かっちゃんは体操協会の顔を潰すようなことはしません。筋を通します」と、具体的な手続きに動いていることを明かしていた。

   そして本当にスポンサー契約を結んだわけだが、体操クラブではない高須クリニックはどんな支援をする考えなのか。高須氏は21日のJ-CASTニュースの取材に、

「(2020年まで続く予定だった)前の所属先とのスポンサー契約を引き継ぎます。その中でお金の支援をしていきますよ。私は素人なので何も具体的には考えていませんが、宮川選手が望む練習環境を作ってあげたい。あそこで練習したいと言えばそうできるように支援しますし、『希望があれば何でも言いなさい』と伝えています」

と明かす。「2歳から体操をやってきた選手ですから、自分にどんな環境が合うかは分かっていると思います」と、宮川選手の意向を尊重する考えだ。

「余計なお世話だと思いますよ」

   指導者については、「『コーチはどうするの?』ということも聞きました。すると自分の受け取ったスポンサー料からコーチに指導料を支払ってきたと。今までそうやってきたし、これからもそうするということでした」とし、暴力問題で協会から処分を受けながら、宮川選手本人は指導を受けたいとしている速見氏について、

「私は速見コーチのことを個人的にはよく知りませんが、宮川選手本人が指導を望むならお手伝いします。速見コーチを呼びたいと言えば止めませんよ。当人同士が望むなら指導を受けたらいいと思います」

と話す。

   また暴力問題が起きるのではないかという懸念もあるが、「余計なお世話だと思いますよ。当人同士で合意があれば、誰も文句言う権利はないでしょう。たとえば給料を協会が払っているなら、指導につくために協会の許可がいるでしょうが、実際はこちらで払って環境を整えようとしているわけです」と説明。その上で「本人にとって一番ハッピーな状態にしたい」と話していた。

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