プロ野球・西武ライオンズの栗山巧選手に対し、ツイッターで「図太い神経」などと書き込んだとして、東京・世田谷区議の藤井まな氏が2018年9月19日、ブログで「配慮が足りなかった」と謝罪した。
藤井区議の書き込みをめぐっては、西武のファンらから批判が相次いでいた。
「これくらい図太い神経じゃないと...」
騒動の火種となったのは、9月16日の西武対福岡ソフトバンクホークス戦での「事故」だ。試合前の練習で、栗山選手の打球が一塁側ブルペン付近でストレッチをしていたソフトバンク・柳田悠岐選手の左側頭部に当たり、緊急搬送された。
この一件を受け、藤井区議は17日にツイッターで、「打球直撃」「柳田」のハッシュタグとともに、
「西武の栗山には怒りを感じてしまう。これくらい図太い神経じゃないと、プロではやっていけないということなんだろうか」
などと投稿した。
ツイートは西武ファンを中心に波紋を広げ、「不可抗力の打球に因縁つけるなんて、ずいぶんとまぁ」「ライオンズファンとして本当に許せない」と非難が集中した。
投稿から約20分後、藤井区議はふたたびツイッターを更新し、こう書き込んだ。
「自分の正直な気持ちを書きましたが、栗山選手のファンから多数のご批判頂きました。自らを戒めるためにもツイートはそのままにしておきますので、ご批判してください」
だがそれから10分後、前言を撤回して前述した2件の投稿を削除。
「大変、多くのご批判とツイートは消すべきだという御提言いただきましたので、先ほどのツイートは消します。申し訳ございません」
とお詫びした。
改めてブログでお詫び
騒動から2日後の19日、藤井区議は「栗山選手、および栗山ファンの皆様」と題したブログを更新。騒動の発端となったツイートについて「個人的に応援している柳田選手が過去最高のホームラン数を望めることや、首位攻防戦の前に不在となり試合に敗れた結果を見て、書き込んでしまった」と釈明。続けて、
「当然ながら栗山選手に非はなく、偶発的なアクシデントであったことは明白であり、書き込みを見られた方が不快に感じることは当然のことであり、配慮が足りない書き込みでありました」
と補足した。
最後は、「栗山選手、ファンの皆様の今後のご活躍を祈念して謝罪の文章としたいと思います。申し訳ございませんでした」と結んでいる。