「美術館側の不手際で...」と謝罪
J-CASTニュース編集部が9月19日、横尾さんの事務所に話を聞こうとしたが、「経緯については、地元市役所の広報に聞いてほしい」とのことだった。西脇市秘書広報課は、「(横尾さん側から)コメントなどはお預かりしておりません。経緯についても、美術館の説明以上のことは分かりません」と回答した。
また、美術館の担当職員は、「美術館側の不手際で展覧会にふさわしい出品が整わず、ご迷惑をおかけして申し訳ない」と謝罪した。経緯については、横尾さんを現地へ連れていく職員が時間に余裕をみて出発したところ予定より早く到着し、別の場所から向かっていた材料を運ぶ職員らが着くまで横尾さんを30分程度待たせることになってしまったという。「その点も含めて美術館側の不手際であり、特別展を楽しみにしている人たちのためにも開催へ向け最大限の努力をしていきたい」としている。
横尾さんは、グラフィックデザイナーとして頭角を現し、のち絵画を主軸とする美術家に。ニューヨークやパリなど世界各地で個展を開き、国際的に高い評価を得ている。小説も発表するなど多彩な活躍を続け、2011年に旭日小綬章を受章するなどしている。