歌手・安室奈美恵さん(40)のラストライブ、引退関連イベントに参加した一部ファンの「迷惑駐車」が、会場の沖縄コンベンションセンター(宜野湾市)周辺の商業施設を悩ませている。
今回の公演では駐車場の用意がなく、主催者側も「自家用車でのご来場は一切お断りしています」と告知していた。にもかかわらず、ホテルや空港などから車で会場へ向かう客が続出。近隣の駐車場が「占拠」され、一般客が利用しづらい事態となっているのだ。
一般客「車が停められない」
2018年9月16日、安室さんは25年の歌手生活に幕を閉じる。それに合わせて、宜野湾市の会場で実施されるのが「WE (ハート) NAMIE HANABI SHOW」と題したイベントだ。
15日に同会場で行われた「前夜祭」では、安室さんが「ラストライブ」を披露。チケットを持つ3500人の観客に加えて、周辺には場内からの「音漏れ」を目的とした熱心なファンが殺到。報道によれば、その数は1万人に達したという。
主催者側は、翌16日の本イベントに安室さんの出演はないと告知している。しかし、ファンの間では「サプライズ登場」を期待する声が広がっており、この日も夕方の開場前から多くの観客が現地を訪れている状況だ。
このように、安室さんの引退フィーバーにファンが沸く一方で、会場周辺では「迷惑駐車」が続発。車を停められない一般客から苦情が出るなど、近隣の商業施設が対応に追われているのだ。
会場から徒歩10分ほど離れた場所にあるスーパーの担当者は16日、「昨日からずっと酷い状況が続いていて...。この周辺の施設は、どこも似たような状況だと思います」とポツリ。その上で、
「一般のお客様から『車が止められない』とのクレームが来ている状況です。やはり、安室さんのイベントが目的で来られる方はレンタカーが多いので、レンタカー業者に状況を連絡し、本人に取りに来るよう伝えて貰っています」
とも話していた。