ジャニーズ事務所所属の滝沢秀明さん(36)がタレントを引退し、事務所社長のジャニー喜多川さん(86)の「後継者」に指名されたとのニュースが日本中を騒がせている。
同事務所はいうまでもなく日本を代表する芸能事務所。そのため、所属タレントや職員の去就についてはその度に大きな話題となる。近年では2016年のSMAP解散や、それに伴ってSMAPのマネジャーが事務所を退所したことが世間の耳目を引いたが、今回の滝沢さんの後継者指名報道も世間では大きな驚きをもって迎えられている。
ネット上では「なぜこの時期なのか?」などの疑問が噴出
大手芸能事務所の将来を占う人事だけに、ネット上では「なぜこの時期なのか?」「事務所内で権力闘争が起きているのではないか?」などの書き込みが続々。同事務所をめぐってはSMAP解散の際に、SMAPのマネジャーと副社長のメリー喜多川さん(91)ら創業一族との間で激しい対立があったとする報道も出ていたため、今回もそのような疑問を抱く人が多いようだ。
そこで、J-CASTニュースはジャニーズ事務所の事情に詳しい某新聞芸能デスクに話を聞いた。
「なぜこの時期に報道が出たかですが、大きな理由はありません。ずいぶん前からジャニーさんは高齢ですから、『後継者の指名は本人が元気なうちに』ということではないでしょうか」
「ジュリー社長」の次までもう既定路線
また、権力闘争や事務所分裂の可能性については「ない」と明確に否定した。
「滝沢さんは所属タレントをはじめ事務所の職員や役員からはもちろん、役員待遇の所属タレントである東山紀之さんや近藤真彦さんからも認められています。ですから、滝沢さんが後継者に指名されても、派閥争いや事務所の分裂が起きる可能性はありません」
また、ジャニーさんの後継者ということで、滝沢さんが将来的に事務所社長になるのではと予想する向きもあるが、
「その可能性はありません。ジャニーズ事務所は同族意識の強い会社なので、次の社長はメリーさんの娘である藤島ジュリー景子さん、その次の社長はジュリーさんの娘です」
と、こちらについても明確に否定した。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)