「父の死」がもたらした影響
YOSHIKIさんが
「質問に答えられているか分かりませんが...」
ともらしたところで、記者が
「音楽は自然に浮かんでくるのでしょうか」
と追加質問。YOSHIKIさんは、大きく2つのパターンがあることを明かした。
「空から降ってくる?そうかもしれません。義務のように、とにかく何か書かないといけない、というのがひとつで、時には、自然に空かどこかから降りてくる、ということもあります」
YOSHIKIさんは記者会見の中で、父親が自殺し、その後に母親から買ってもらったドラムで音楽に打ち込んだエピソードを明かしている。YOSHIKIさんは改めて父親に言及しながら、当初の質問の答えにたどりついた。
「作曲するときにいつも考えているのが、『なぜ、今自分はここに存在しているのか』。何度も父の話をして恐縮ですが、もし音楽がなければ、生きていけなかったでしょう。痛みや悲しみの全てを音楽に込めています。おそらく、自分の音楽は『痛みと悲しみ』から来ているのだと思います」
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)