ポイント争いのため「本気」で来る
今大会には、今年の全豪、ウインブルドン、全米をそれぞれ制した「女王」が出場する。シーズンも終盤に差し掛かり、ポイント争いもいよいよラストスパートに入る。世界ランク1位返り咲きを狙うウォズニアッキとケルバー、そして自己最高位の更新を目指すガルシア。全米オープンを制したとはいえ、大坂の世界ランクは7位。大坂のランクを上回る3人が「本気」で大坂を潰しにかかる。
大坂の不安材料となるのが調整不足。「なおみフィーバー」に沸き返る中、帰国した12日は、午前から凱旋会見を行い、その後も行事が続き、メディアに出ずっぱりだった。マイペースな大坂といえども、テレビ画面を通じて見る表情には疲労の色が濃く見て取れた。まず最優先されるのが疲労回復。そしてメディアに振り回されずに本戦に向けて集中力を高めるか。大坂は2回戦からの出場が予定されており、19日か20日のいずれかにコートに立つ。