神奈川県内であったセーリングW杯の大会開会式で、海外選手らにイルカショーを披露したところ、不快だとの声が上がって日本側が謝罪したと報じられている。
ネット上では、なぜ事前に気づかなかったのかとの声も出る一方、「イルカショーがなんでダメなの?」との疑問も噴出している。
イギリス人選手、「ショックを受けた」とツイート
各メディアの報道によると、新江ノ島水族館で2018年9月9日にあった開会式で、イルカショーが式の冒頭に行われた。会場には、東京五輪のテスト大会でもあるW杯江の島大会に参加するため、海外選手ら約500人が集まっていた。
式後には、ロンドン五輪の男子470級銀メダリストのルーク・ペイシェンス選手(イギリス)が、「ショックを受けた」とツイッターで明かすなど、一部の選手らからSNS上でショーへの不満の声が上がった。
国際セーリング連盟は翌10日、このことを重く見て、「イルカショーをしたのは遺憾だ」と日本側をメールなどで非難した。これに対し、日本セーリング連盟は、個人や国によって考え方が違うとして、「慎重さを欠いていた」「不快な思いをさせて申し訳ない」などと国際連盟に謝罪したという。
報道を受けて、ニュースのコメント欄やネット掲示板などでは、イルカショーのあり方を巡って議論になった。