「台本は一切ない」
さらに、いくつもの芸能プロが、所属タレントの番組出演をホームページなどで告知していたことが分かった。J-CASTニュースが調べたところでは、少なくとも出演者計20人が子役タレントだった。
しかし、番組のクレジットには、こうした芸能プロの名前はなかった。
これに対し、ツイッター上などでは、なぜ小中学生とだけ紹介したのかといった疑問が出て、「一般の小中学生に思わせる印象操作にならないのか」「台本的な仕込みのヤラセがあるようにも思えて不快だ」といった内容の意見が相次いでいる。
疑問や批判は子役タレントにも向かっているようで、出演を告知した芸能プロのツイートが削除されたり、タレントのツイッターアカウントが一時非公開になったりもしている。
もっとも、「素人の子供ばかり集めて番組なんて簡単に成立しない」「子役の仕込みなんて昔からある」などと番組に理解を示す声もあった。
フジテレビの企業広報室は9月11日、芸能プロについての取材には答えず、ネット上の批判や疑問に対してこう説明した。
「出演している小中学生は、自ら抱いた疑問について質問し、自分の言葉で意見を述べています。台本に基づいて演じたということは一切ございません」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)