トヨタを駆り立てた「危機感」 「ウーバーへ出資」と「ライドシェアの未来」

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「異業種」が先行すれば・・・

   一方のトヨタは、技術革新によって自動運転のライドシェアビジネスが確立されたとき、主導権を握っていたいと考えている。米グーグルや米アップルなど「異業種」が先行すれば、単なる車両供給の下請けメーカーになりかねないとの危機感がある。車両が「共有」されれば販売台数の激減も予想される。トヨタの豊田章男社長が常々「自動車業界は100年に一度の変革期にある」と口にしているのも、こうした構造変化の時期にあるからだ。

   トヨタとウーバーの提携がどんな効果をもたらすのか。ともに業界のリーダー的な存在だけに、世界中が注目している。

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