「いいじゃない、タレントがSNSで憧れの生活を演じていたって」
フィフィさんは以前から、ツイッターで芸能人のSNSに対する過度な反応に疑問を呈してきた。
女優の剛力彩芽さんが「ZOZOTOWN」の運営会社、スタートトゥデイ・前澤友作社長とのプライべート写真をインスタグラムで公開し、「調子に乗っている」と一部で批判を浴びたのは、記憶に新しい。フィフィさんは当時、
「一部の外野が騒いだり、当人が配慮したり、疑似恋愛を売るアイドルでもあるまいし...このご時世、芸能人の恋愛をいちいち束縛したい人がいるんだねと思った」
と皮肉っていた。
芸能人がツイッターやインスタグラムで自ら発信するようになって久しいが、なぜこうした周囲の過剰反応は止まないのか。フィフィさんは
「そもそも日本人って著名人に限らず私生活をひけらかして自慢することを好まないんですよね。それでいてハリウッドのセレブが同じ様にキラキラな生活を自慢していても気にならない、それどころか、『さすがセレブ』なんて憧れたりもする。会えるアイドルとか、隣のお姉さん風とか、最近の傾向として日本では自分に近いタレントが好まれたりする。本来は違う世界の人間を演じて夢を売る商売なのに」
と話す。
「いいじゃない、タレントがSNSで憧れの生活を演じていたって。タレントの投稿を見ている側は、SNSで距離が近づいたことで、勝手に自分と比べて嫉妬したり批判したりする。でもね、やっぱりそこは対人間なの、叩いて傷つけているのがSNSの向こうの人間であることを忘れないでほしい」