稀勢の里、データが語る絶望的状況 「復活」できた横綱はわずか...

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ヤマは2日目に訪れる

   日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は、7月の定例会合において秋場所での稀勢の里の成績面に関して具体的な要望を出さなかった。2018年7月23日付のサンケイスポーツ(ウェブ版)は次のように横審の北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)のコメントを報じている。

「本人が、どういうふうに判断するかということが非常に大事。外からいろいろ条件をつけて、こうなら引退だとかは言うべきではない」

   唯一の日本出身横綱に最大限の「温情」をかける横審だが、関係者が口をそろえて指摘するように現状、明るい材料は全くと言っていいほどない。注目の初日の相手である勢には過去、15勝1敗と大きく勝ち越している。ただ2日目の貴景勝には1勝2敗と負け越している。稀勢の里は貴景勝のような小柄で押し相撲を得意とするタイプに苦戦する傾向があり、2日目が序盤のひとつのヤマとなるだろう。今場所、両国国技館で座布団が乱舞する光景が何度見られるのだろうか。稀勢の里にもう待ったはない。

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