「録音を取っていたとしてもおかしくないのです」
速見氏はセインツを去った後、18年5月に「レインボー体操教室」とスポンサー契約。だが、同時期にNHK杯の事件が起きると、状況が変わった。浅香氏のブログにはこう書かれている。
「レインボーは想像以上の体罰を目の当たりにし、それを知らずにスポンサー契約をしてしまったとして契約解除をするために、日本体操協会に速見・紗江ちゃんの体罰に関する調査を依頼するに至ったという流れです」
レインボーとの関係で速見氏は、暴力問題以外にも、大阪体育大学との「スポンサー二重契約」の問題も浮上。レインボーとはわずか2か月後の7月11日に契約解除に至ったという。
7月15日には、協会の塚原千恵子・女子強化本部長(71)と塚原光男副会長(70)夫妻が宮川選手と面談し、速見氏の暴力について聴取している。浅香氏は、レインボーが速見氏についての相談を千恵子氏にも持ちかけていたとして、この面談と、物議を醸した千恵子氏による「録音」の背景についてもつづっている。
「紗江ちゃんに暴力があったかどうかの7月15日の本人確認は、レインボーの訴訟の証言となりえる話なので、録音を取っていたとしてもオカシクないのです」
「塚原千恵子氏が録音テープを撮っていたのは、来たるべき紗江ちゃんからのパワハラ告発を予測したものではなく、協会員からの告発の調査に回答する一連の流れだったのです」