プロ野球・日本ハムの谷口雄也選手(26)が2018年9月6日、鎌ケ谷スタジアム(千葉県)で行われたファーム公式戦のヒーローインタビューで、北海道で同日未明に発生した地震についてコメントした。
「北海道を元気づけたいという思いがあった試合でした」――。こうした谷口選手の前向きな言葉に、ファンからは「ありがとう」「泣きそうになった」との感謝の声が相次いでいる。
「僕たちができることは...」
最大震度7を観測した地震発生から、わずか半日後。日ハムの2軍本拠地・鎌ケ谷スタジアムでは、横浜DeNAを迎えてのイースタン・リーグ公式戦が開催された。
試合は、リードが何度も入れ替わるシーソーゲームを制した日ハムが7-5のスコアで勝利した。ヒーローインタビューには、8回に逆転のタイムリー三塁打を放った谷口選手が登場。言葉に詰まりながらも、今回の地震について次のような思いを語った。
「今日の朝方、北海道で地震がありました。僕たち北海道の野球チームが、遠く離れたところで(野球を)やっていてもいいのかなって、正直僕は朝に思いました。
ですが、いまも余震やライフラインが中々戻っていない状況で、僕たちができることは...。この鎌ヶ谷から、(ファンに向けて)ファイターズの選手、頑張っているんだぞって。どうにか、北海道を元気づけたいという思いがあった試合でした」
こうしたインタビューの模様が、試合を中継したスポーツ専門局「GAORA」(CS放送)の公式ツイッターで伝えられると、日ハムファンからは、
「ゆうやくんありがとう...涙出る」
「実際被災してみると、そんな一言が心にしみるなぁと思いました。改めてありがとう」
「ありがとう! 必ず一軍に上がって来てね!北海道にパワーを与えてください」
「谷口きゅんのコメントが泣きそうになった」
といった感謝のリプライ(返信)が寄せられた。