「自分の立場で言うべきところは言わないといけない」
池谷氏は「永久追放」発言の真意を聞かれ、「第三者委員会の調査は重要だと思います。『宮川選手の話が正しかったとして』ということを付け加えないといけない。この言葉(=永久追放)がガーンとくるとキツイですし、その重さは僕も十分わかっています」と前置きしながら、
「ただ、(塚原夫妻が)これだけ体操界で力を持っておられると、声をあげられない方がたくさんいます。僕は指導者になり、(タレントとして)メディアの中にもいて、いろんなことが分かってきた中で、自分にやれることは何か。体操界を盛り上げるために芸能界に入った部分もあります。自分の立場で言うべきところは言わないといけないと思っています」
と説明した。「永久追放」の考えは変わっていないとも取れる。2人の間に静かな緊張が走った。
五十嵐氏は光男氏と40年来の友人で、今も親交がある。宮川選手が告発したパワハラ内容について、光男氏は「全部ウソ」と発言した際に、五十嵐氏は光男氏に「あれはちょっとマズイんじゃないか」と直接釘を刺したという。また、司会の国分太一さんに「体操協会が変わらないといけない状況にあるのは間違いないか?」と聞かれると、「そうですね」と即答した。