藤井七段、「今年度のタイトル挑戦」消える 棋王戦の結果に「本人もそこまで焦ってないのでは?」

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   将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太七段(16)が、2018年度中にタイトルを獲得して最年少記録も更新する可能性が消えた。棋王戦挑戦者決定トーナメント2回戦で菅井竜也王位(26)に敗れた。

   勝負の決着後、ツイッターでは早速反応があり、「残念」「タイトルはいつか取る。騒ぎ過ぎ」といった声が寄せられていた。

  • 藤井七段の挑戦は続く
    藤井七段の挑戦は続く
  • 藤井七段の挑戦は続く

前回対戦でも敗れる

   2018年9月3日夕、藤井七段は大阪市内で行われていた対戦で菅井王位に133手で敗れた。17年8月にも王将戦1次予選で対戦し、敗退していた。

   藤井七段は、8大タイトル(規程上で挑戦可能なのは7タイトル)のうち、竜王戦、王座戦、棋王戦で本選に勝ち進み、最年少タイトル挑戦・獲得の記録更新に期待が集まっていた。竜王戦と王座戦では敗退し、棋王戦での活躍が注目される中、今回の敗けで、今年度中のタイトル挑戦・獲得はなくなった。

   最年少の「挑戦」の記録は、屋敷伸之九段(46)の17歳10か月。「獲得」記録も屋敷九段で、18歳6か月(棋聖戦)。まだ16歳の藤井七段には、来19年度以降、記録更新の可能性は残されている。

   今回の棋王戦の結果が出ると、ツイッターでは

「残念だけど、次は勝手ほしい」
「負けたか...菅井王位さすがだ」

    といった反応が相次いだ。中には、タイトル戦記録に関わる報道の多さを意識してか、

「ちょっと騒ぎすぎだし求めすぎじゃない?藤井七段はいつかはタイトル取ると思う。本人もそこまで焦ってないのでは?」

   といった指摘もあった。

   藤井七段の18年度の成績は、この敗北で18勝4敗となった。

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