インスタグラム休止を一時ほのめかしていた女優の石田ゆり子さんの話題に、お笑い芸人のスマイリーキクチさんが言及した。
2009年に自らのブログに中傷や脅迫の書き込みがされる被害に遭ったと公にしていたスマイリーさんの意見にツイッター上では賛同のコメントが多く寄せられている。
コメント欄でファンが口論
石田さんは18年8月29日、「ここ最近、SNSというものの良さも悪さもひしひしと感じます」などとインスタグラムに投稿。「最近やはり疲れてきたのは事実です。インスタ、しばらく休んでみようかとも思っています」とインスタ疲れによる休止をほのめかしていた。
31日になって「ゆるゆるマイペースにつづけようとおもっています」と休止を自ら否定している。
石田さんは5月、店員の接客について「どうか放っておいて」と不満をこぼしたインスタ投稿に批判が集まり、投稿を削除。8月に入っても、夏の間に、愛犬を避暑地の訓練士の元に預けていると明かしたことに、かわいそうなどと一部から指摘が出ていた。
29日と31日の投稿には「どうかやめないでください」や「周りの言葉を気にする必要はないと思います」など擁護や審判の声が多かった一方、「ばかなの?」やファン同士が口論を繰り広げるなど落ち着きのない部分もある。
石田さんのインスタ疲れの投稿は、J-CASTニュースでも取り上げたほか、ネットニュースでも扱われた。
これら記事の配信先であるヤフーニュースのコメント欄では、擁護するコメントが多かったものの、
「石田ゆり子さんみたいなタイプはそもそもSNSが向いていない」
「疲れたと感じるような投稿の仕方しなきゃいい」
「勝手に投稿上げまくって疲れたは無いでしょう...」
など石田さんの姿勢を疑問視するコメントも見られた。
「向いてないのは書き込む側の人間」
こうした懐疑的なコメントに対し、スマイリーさんは31日、女性自身の記事「石田ゆり子もインスタ休止宣言 芸能人に広がるSNS疲れの波」のリンクを張り付けたうえで、ツイッター上でこう反論した。
「『文句や批判ぐらいでストレスになる人は、SNSは向いてない』という意見をする人達。日頃のストレスの吐け口として、ネットに文句を書き込み、問題が起きたら逃げ惑う。向いてないのは書き込む側の人間。SNSは交流をする空間であって、嫌がらせを受け入れる場じゃないからね」
スマイリーさんは、1989年に少年らが逮捕された東京・足立区の女子高生コンクリート詰め殺害事件の容疑者などと約10年にわたってブログに批判などを書き込まれたことを2009年に公表。この経験からインターネットに関する講演会や執筆活動を行っている。
自らのツイッターアカウントにおいても、時折インターネットやSNSに関する問題について言及している。
スマイリーさんの投稿には、
「本当にその通りです。相手のストレスと鬱憤のはけ口にされるために SNSしているわけじゃないですからね」
「向いてないのは書き込む側という表現、恐ろしく賛同いたしました」
「スマイリーさんが言うと、説得力がハンパないです」
など賛同のコメントが多く寄せられた。
一方で、
「日本では、人気商売の人たちは安易にSNSなりインスタなりに書き込みはしないほうが良い。ネット上では、自分の日頃の鬱憤を解消するために『生贄』を探して徘徊する人々が居るので、自分の個人情報が些かデモ明らかになる様な事は避けるべき」
「文句や批判の全てが『ストレスの吐け口』や『嫌がらせ』ではないと思いますし、『交流』の延長線上に文句や批判があったり、嫌悪感を抱く書き込みがあったりするので、『文句や批判ぐらいで~』という指摘もわかりますけどね」
と異論を唱える人もいた。
(J-CASTニュース編集部 大山雄也)