五輪で「大改造」ビッグサイト 大会後はどうなるか聞くと...

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

発注規模は250億円以上の計画

   まさに大工事である。だがここで作られた設備は、すべて五輪・パラ終了後には撤去されるという。

   J-CASTニュースは2018年8月16日と21日に大会組織委員会の戦略広報課に取材を行った。

   「IBC/MPC整備工事」の入札説明書の業務概要によると、大会のために整備されるIBC及びMPCは、「大会終了後には、整備施設をすべて撤去し、現況通りに復旧する」と記されている。

   今回の工事で整備されるものの中で、空調など大会終了後の東京ビッグサイトに残せるものはないのかについて聞くと、

「現在の計画では、大会終了後に東京ビッグサイトに残す設備等はありません」

との回答であった。

   大会組織委員会の公式サイトによると、工事の発注規模は「250億円以上300億円未満」と表記されている。一過性のものでなく、恒久的に残せる設備などを作る計画はなかったのか。

   IBCとMPCとして必要な機能を持たせる間仕切りや設備を整備するものとした上で、

「整備のために、間仕切り、電気設備、空調設備等を設置します。これらは、展示場としては不必要なもので、展示場内に残せるものではありません。そのため、通常の展示会等と同様に仮設としています」

と回答した。しかし、すべて撤去することが前提としつつも、一部についてはこうコメントしている。

「環境への配慮として、今回整備する、壁や床の一部についてはリース品を採用し、また、設備の一部については後利用について検討を進めています」
1 2
姉妹サイト