「治安が悪い」などとマイナスイメージを持たれやすい東京都足立区。総務省が発表した「統計でみる市区町村のすがた2018」によれば、死亡者数、完全失業者数、離婚件数が東京都の市区町村で最多だった。
そんな足立区を舞台に、ちょっとした騒動が起きた。女優・濱松恵さん(35)が同区の不満点を述べたところ、ネットメディアが「彼女の発言は完全に足立区をバカにしています」と批判。すると濱松さんが反論し、「泥仕合」となっているのだ。
「彼女の発言は完全に足立区をバカにしていますね」
徳間書店(東京都品川区)が運営するネットメディア「アサ芸プラス」は2018年8月30日、
「濱松恵、『足立区をコキ下ろして』区民から批判の声が殺到!」
と題した記事を公開した。
濱松さんが8月27日付ブログで、診察を受けた同区の産婦人科の対応をめぐり、「やっぱり都心の方が良い病院多いわ。足立区クソみたいな病院ばっか」と書き込んだ件を記事では問題視。芸能ライターの言葉として、
「彼女の発言は完全に足立区をバカにしていますね。足立区民が不快になるのもわかります。軽率な発言ですね」
と非難した。
さらに18年4月のブログで、真偽は不明なものの、足立区職員に対し「足立区の役所の男ってセクハラ、パワハラばっかりするんだけど!」と書き込んでいた件にも言及。前出の芸能ライターは、こう突き放した。
「自身が足立区民なのにその足立区をディスる感覚はよくわかりませんね」
「あ?」「軽率?」「大きなお世話」
記事を読んだ足立区民の濱松さんは怒り心頭のようだ。
8月30日に、「あ?」と題したブログを更新。冒頭に記事のリンクを貼り、「住んでる私が1番よく分かってる」と宣言。続けて、
「軽率?何を書こうが、住んでる場所にどう思おうが、大きなお世話なんだよ」
と一喝し、
「これ書いたやつは、さぞ幸せな場所に暮らしてるんでしょーねー良かった、良かった」
と皮肉を飛ばした。
なお、足立区が17年9月に区民1664人を対象にした調査によると、「足立区に愛着を持っている」と回答した人は74.2%、「足立区に誇りを持っている」は49.2%、「足立区を人に薦めたい」は47.6%だった。