「そしたら、失格でさ、記録残らなくない?」
男性は、1年前に2位に終わった雪辱を期して、今回のために機体を改良し、1年間かけて準備してきたと意気込んだ。
そして、補助員とともにプラットホームを駆け抜けて飛ぶと、直後から左方向に傾いて失速、そのまま湖面に突っ込んだ。風がやや強めに吹いており、台風の突風で煽られてしまったらしい。
湖面では、すぐに男性が泳いで出てきた。「ケガは?」「ケガない?」と声がかかるが、レスキュー隊のボートに乗り込んだ男性は、「何?今の」と納得がいかない様子だ。
いきなり立ち上がってプラットホームに顔を向けると、「飛び降りろ! おーい、おーい、飛び降りろ!」と右手を振って補助員らに合図を送る。男性は、再度叫んだ後、「そしたら、失格でさ、記録残らなくない?」と笑っていた。テレビでは、補助員らが黙ってうつむいている様子が流された。
放送後には、ツイッター上などで、男性が10メートルの高さから飛び降りるように指示していたとして、疑問や批判の声が相次いだ。「全然笑えない」「発言にドン引きした」「飛び降りてその人が怪我したらどうすんだよ」と書き込まれ、炎上状態になっている。
読売テレビの総合広報部は8月30日、男性の「飛び降りろ!」という呼びかけについて、次のように説明した。