塚原副会長は「ウソが多い」と反論
番組では1991年にあった全日本体操選手権の「ボイコット事件」を紹介。当時、塚原氏が中心となっていた審判団の採点姿勢に不満が噴出し、91人中55人がボイコットする事態となり、塚原氏は辞任に追い込まれた。この事件について、森末氏が
「点をつける審判が(塚原氏の)自分側だと、そこ以外の選手は点が出ない。なら、やってもしょうがない、となった」
と当時の空気を解説。スタジオでは、日本ボクシング連盟で問題となった、理事長側に有利な恣意的判定である「奈良判定」を例に出し、
「奈良判定と変わらない」
と感想を述べる出演者もいた。
一方、塚原副会長は30日朝、宮川選手会見に反論し、 「なぜ彼女があんなうそを言うのか。ウソが多いから今日プレスリリースをします。(会見は)必要だったらします」と報道陣に語った。
混迷を深める体操協会問題の着地点はまだ見えてこない。