野球の大学日本代表と高校日本代表の壮行試合を伝えるテレビ番組のニュースで、「バズーカ女子」なる若い女性に取材したVTRを放送し、ツイッターで「バズーカ女子って何やねん」「初めて聞いた」と話題になっている。
番組によると、「バズーカ」のように大きいレンズのカメラで「お気に入り」の選手を撮影する女性のことを、そう呼ぶのだという。
「バズーカのようなカメラでお気に入りの選手を狙う」
東京・神宮球場で2018年8月28日、野球のU‐18アジア選手権に出場する高校日本代表と大学日本代表による「侍ジャパン」の壮行試合が行われた。29日放送の情報番組「ZIP!」(日本テレビ系)では、スタッフが試合前、球場の外で並んでいた女性2人組に取材したインタビューのもようを放送した。
女性の1人は、大きなレンズのカメラを持っていた。番組のナレーションでは、
「ZIPが注目したのは、まるでバズーカのようなカメラでお気に入りの選手を狙う今話題のバズーカ女子」
と説明。女性は高校代表の大阪桐蔭高・藤原恭大選手を写真に収めようとしていた。カメラの値段は約6万円だという。
番組ではその後、球場内の客席で発見した「バズーカ女子」の映像を放送する形で、
「会場内にもバズーカ女子がちらほら」
とナレーションが説明。試合後、スタッフは先の女性に藤原選手の写真約200枚からお気に入りのショットを見せてもらっていた。
「ただの望遠レンズじゃん」
番組では「今話題」と説明していたものの、あまり馴染みのない人が少なくなかったようだ。ツイッターでは放送後、
「レンズが長いカメラを持ってる女子をバズーカ女子って言うんだ...」
「バズーカ女子って何やねん」
「望遠レンズくっつけてやきうの写真撮る女子がバズーカ女子というのは初めて聞いたぞ」
「今バズーカ女子なる言葉があるの?w」
といった驚きの声が続出した。
さらに、カメラや高校野球に詳しいとみられるユーザーからは、
「朝のZIPでバズーカ女子ってやってたんだけど、レンズがバズーカじゃない気が...」
「ただの望遠レンズじゃんw 6万なんて全然バズーカではないw」
「野球場のバズーカ女子なんて20年以上前からいたのにな...」
とのツッコミも寄せられていた。
一体、「バズーカ女子」なる言葉はいつ頃から広まったのか。正確には特定できないが、インスタグラムで「#バズーカ女子」と検索すると、超望遠レンズを構える女性の写真など135件の投稿がヒット(18年8月29日現在)。古いものでは、14年の投稿があった。