仮面女子・猪狩さんに「記者が心無い質問」 パラアスリート山本篤選手「怒りを覚えました」

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   パラスポーツに挑戦すると宣言した仮面女子・猪狩ともかさんに、ある記者が放ったという「不適切な発言」に対して、批判の声が相次いでいる。スポーツ報知によれば、猪狩さんの復帰会見で、「競技によっては、えらくレベルの低い競技がいっぱいありますから」と発言した記者がいるというのだ。

   パラアスリートの山本篤選手(走り幅跳びなど)も公式ブログを更新し、「怒りを覚えました」と発信した。

  • パラアスリートの山本篤選手(2018年8月撮影)
    パラアスリートの山本篤選手(2018年8月撮影)
  • 猪狩ともかさんの復帰に言及したブログ(山本選手の公式ブログより)
    猪狩ともかさんの復帰に言及したブログ(山本選手の公式ブログより)
  • パラアスリートの山本篤選手(2018年8月撮影)
  • 猪狩ともかさんの復帰に言及したブログ(山本選手の公式ブログより)

「どこがえらくレベルが低いのでしょうか?」

   スポーツ報知の2018年8月27日配信記事(ネット版)によれば、26日の猪狩さん復帰会見で、ある記者が「パラスポーツには競技によっては、えらくレベルの低い競技がいっぱいありますから(あなたも代表になれるかも)」と発言。猪狩さんは「そんな言い方...」と困惑した表情を浮かべていたという。

   この報道を受け、ツイッター上では「ドン引きレベル」「怒りを覚えた」といった、記者への批判の声が相次いでいる。

   そんななか、山本選手は28日、「猪狩ともかさんの挑戦心はものすごく嬉しかったです」としたうえで、公式ブログにこう綴った。

「この報道を知った時には怒りを覚えました」
「この報道の方に聞きたいです。どこがえらくレベルが低いのでしょうか?日本のパラスポーツの中には人口が少ないことがある部分はありますが、だからと言ってパラリンピックにすぐに出れるわけではありません」
「そのことに対する報道の方のパラスポーツに対する見方はすごく残念でした。是非、世界のレベルを見ていただきたいです」

   山本選手は、北京パラリンピック(2008年)とリオ・パラリンピック(2016年)では、男子走り幅跳びで銀メダルを獲得。平昌パラリンピック(2018年)では、スノーボードで日本代表に選ばれる活躍をみせている。

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