漫画家・さくらももこさんの訃報を受け、前回放送のアニメ「ちびまる子ちゃん」に「意味深な」場面があったとして、視聴者の一部から驚きの声が寄せられている。
さくらプロダクションは2018年8月27日、さくらさんの死去を発表。直前の26日放送回では、後半部分に「まる子、宇宙人と出会う!?」と題するエピソードを放送していた。
まる子が「遠くへ行ってしまうようじゃ」
ある日、まる子はテレビ番組の影響で「宇宙人」に興味を抱いた。宇宙人に会ったというまことしやかな話を聞いて、きっと宇宙人はいるに違いないと信じるようになったのだ。ただ家族の誰も、相手にはしてくれなかった。
その後、まる子はクラスメートの「はまじ」から興味深い話を耳にする。以前に山中で昆虫採集をしていた時、不審な音を聞いたとして、あれは宇宙人かもしれないというのだ。「ブー太郎」も加え、3人で山へ探しに行くことになった。
だが、まる子が家を出ようとした時だ。どこかへ行くのかと、祖父の友蔵が声をかけた。まる子は行き先も告げず、自宅を後にする。「よそよそしいの まるで遠くへ行ってしまうようじゃ」。友蔵はその後、「心の俳句」を読み上げた。
こうして何ともさびしい気持ちになった友蔵。ただ、まる子の部屋でさらに衝撃的なモノを発見する。「おじいちゃんへ」と題する手紙だ。
そこには、こう書いてあった。
「もしかして 遠い所 に行って しばらく 帰れないかも しれない けれど、 大じょう夫。 心配しないでね。 まる子」