「ちびまる子ちゃん」のさくらももこさん死去 声優TARAKO「ずっとまあるい笑顔のままです」

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   「ちびまる子ちゃん」で知られる漫画家のさくらももこさんが2018年8月15日、乳がんのために亡くなった。53歳だった。

   さくらさんの公式ブログなどで8月27日に公表された。さくらプロダクションによると、通夜と告別式は、遺族の意向により親族、近親者のみで執り行われた。

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「良い事も大変な事もいっぱいありました」

   さくらさんは1965年、静岡県清水市(現:静岡市清水区)の生まれ。84年に漫画家としてデビューし、翌86年に「ちびまる子ちゃん」の連載を開始した。その後、「神のちから」や「コジコジ」を手掛けた。

   また、作詞も多数手がけた。「ちびまる子ちゃん」がアニメ化された際の主題歌「おどるポンポコリン」では作詞で90年の第32回日本レコード大賞を受賞。ほかに2012年エンディングテーマに起用した桑田佳祐さん作曲の「100万年の幸せ!!」などがある。

   公式ブログでは訃報のほか、さくらさんが14年に漫画家デビュー30周年を迎えた際のコメントも公開した。

「30年間、良い事も大変な事もいっぱいありましたが、私は作家としてとても幸せな月日を送らせていただいています。感謝にたえません。」(『さくらももこの世界展』「デビュー30周年を迎えて」より抜粋)」

   また、スタッフはブログをこう締めくくっている。

「作品を描けること、それを楽しんで頂けることをいつも感謝していました。これからも皆様に楽しんで頂けることが、さくらももこと私達の願いであり喜びです」

「早すぎます。まだまだやりたいこといっぱい...」

   アニメ「ちびまる子ちゃん」で、主役のまる子を務めた声優のTARAKOさんは書面を通じてコメントを出し、

「早すぎます。まだまだやりたいこといっぱい、いっぱいあったと思います。ずっとお会いしてなかったので、私の中のももこ先生は、ずっと小さくて可愛くてまあるい笑顔のままです」

と偲んだ。

(J-CASTニュース編集部 大山雄也)

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