「タトゥーを入れることに関しては個人の自由」「見せるんだったら批判の声も受け入れないと」―。
タレントのりゅうちぇるさんが両肩にタトゥーを入れたとインスタグラムで公にしたことが、ネット上で物議をかもしている。2018年8月26日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、松本人志さんや指原莉乃さんらが自身の見解を述べた。
指原莉乃「批判される覚悟がないと」
指原さんはタトゥーを入れたことには「別にいい」としたうえで、後日りゅうちぇるさんが予想以上に「冷たいコメント」が多かったことに驚いたとインスタグラムで発言したことが気になったと話した。
「ファッション的なタトゥーが最近増えているのもわかるので、入れるのは別にいいと思うんです。載せるのも別にいいと思うんです。でもそれって批判の声があるのももちろんじゃないですか。わかっていると思うので、批判の声も当たり前だと思ってます。ただ、批判の声に対して、『そんなに批判の声上がるんだ』(とりゅうちぇるさんが後日インスタグラムで言った)というのが気になりましたね。それって当たり前じゃない?見せるんだったらそういう(批判の)声も受け入れて、そういう覚悟がないと、タレントさんだし見られる人だし、応援される人だから、それは言わなくてもよかったんじゃないかなと思います」
松本人志「なんでもかんでもタトゥー禁止ってなるのは...」
松本さんも指原さんと同意見だという。
「指原の言うてたことがだいたい正解だと思いますよ。自分で○×つけてほしいからわざわざSNSに出してるわけで、それで×が多かったからといってそこで恨みつらみいってもしょうがないよね。だったら最初から出すなよって話で。でもタトゥーを入れることに関しては個人の自由やから」
ただ、松本さんは続けて、プールや温泉などがタトゥーをしている人の入場を禁止していることについても、考え直す必要があると話す。
「あと観光客がどんどん増えてきているんでね。なんでもかんでもプールじゃなんじゃかタトゥー禁止ってなるのは、僕はなんかちょっと考えたほうがいいかなあって。」
これに司会の東野幸治さんが「最近温泉とかでも入れるっていうところも増えてきている」と返すと、松本さんは
「さすがに『Kill you』って書いてあるのは嫌ですけど、なんかちょっとかわいい(見た目のタトゥー)みたいなものが入ってたら、それ見て恐怖心は抱かない」
とタトゥーの中身によって見方が変わるとの見解を述べた。
9割が「後悔」との調査結果も
作家で、番組コメンテーターの乙武洋匡さんは「タトゥーを入れるのは個人の自由」としたうえで、「ファッションや流行とは相容れないもの」だとして、「入れるのには覚悟が必要」だと話す。
「タトゥーって1回入れたら途中でやーめたってできないものなので、一生付き合っていくものなんですよ。一生付き合っていくものと、流行りすたりって正反対のものなんですよ。どこまでタトゥーと付き合っていく覚悟があるのかというのを、周りの人が入れる前に教えてあげて、(その後は)『お好きに』でいいんじゃないですか」
美容外科「東京イセアクリニック」(東京都新宿区)のタトゥーに関する調査によると、タトゥーを入れた人にその後の感想を「後悔」「満足」「何とも思わない」の3択で聞いたところ、「後悔」が最多で90.9%。「満足」は10%ほどだった。調査は2017年9月12日~13日にインターネットを通して、20代から40代の男女350人を対象に実施された。