決勝の最終問題は「一騎打ち」
対決は決勝戦にふさわしい激戦となった。中盤に開成が追いかける展開となり、栄東の森田選手が最初に5問のノルマを達成。しかしそこから開成が追いかけ、藤松選手が抜ける。終盤は一進一退。栄東の佐藤選手が抜けた時点で13対13。開成の後藤選手・上野選手が残り1問ずつ、栄東の安達選手が残り2問となった。ここで開成・後藤選手が抜けて一歩リード。次の問題で、安達選手が追い付き、いよいよ最終問題。開成・上野選手との一騎打ちとなる。
「インフレの種類で、『駆け足をする』という意味・・・」
の時点で開成・上野選手がボタンを押し
「ギャロッピング・インフレ」
と解答。
これが誤答となり、読み直された。
「インフレの種類で、『駆け足をする』という意味があるものは『ギャロッピング・インフレ』ですが、『忍び足』という意味があるものは何でしょう?」
を聞き、栄東の安達選手が「クリーピング・インフレ」と正答。
これで勝負あり。第1回ニュース・博識甲子園の優勝の栄冠は、栄東高校の安達虎太郎、森田晃平、佐藤彰真の3選手の頭上に輝いた。
結果的に、予選結果1位の栄東が優勝、2位の開成が準優勝という結果になったが、1回戦から決勝まで、劇的な展開が続き、笑いあり涙ありの「青春のクイズ大会」が幕を閉じた。
なお、この決勝大会の模様は、9月8日から、インターネットテレビ「Paravi」で配信される。