「駆除し切れなくて、残ってしまうケースはある」
今回動画で名前が出ていたスーパーは8月24日、秋鮭の食品パックは、冷凍保存されていたものではなく、加熱調理して食べるために販売していた食品だと説明した。広報部の担当者がJ-CASTニュースの取材に答えた。
アニサキスの食品混入については、客からのクレームは、月に1件ぐらいのペースであるという。最近多くなったということはなく、例年並みぐらいだとしている。
混入防止策としては、食品を冷蔵庫で1時間冷やし、魚肉の中にいるアニサキスが外に出てきたところを目視で除去している。1割の店舗では、光を当てると魚肉の中で青白く色が浮き出る発見補助機を使っており、今後増やしたいとしている。
今回のことについて、担当者は、「駆除し切れなくて、残ってしまうケースはあり、こちらのミスで申し訳ない」と話した。スーパーの名前が出てしまったが、今のところ動画の削除などを求めるつもりはないという。
動画を投稿した「ねもぱい」さんは、その後のツイートで、食品の中に3、4匹のアニサキスを見つけたが、取り除いてから蒸し焼きにして美味しく食べたと明かした。生魚には普通におり、スーパーは悪くないとして、「変な誤解が広がりかねない露出のさせ方をしたのは少し反省してます」とも書いている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)