右肘痛のダルビッシュが弱音、「仮病」疑われ「精神的に辛かった」 ブログにつづった「後悔」

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   右肘と右腕のケガで2018年の残り試合を欠場することが決まったシカゴ・カブスのダルビッシュ有投手(32)が、「仮病」を疑われて「非常に精神的に辛かった」などとブログで胸中をつづった。

   ダルビッシュは6年総額1億2600万ドル(約139億円)の大型契約で今季カブスに入団したが、5月に右上腕三頭筋腱炎でDL(故障者リスト)入り。ケガに苦しみ、ここまで1勝にとどまっていた。ブログではここにきて感じた「後悔」も明かしている。

  • ダルビッシュ有
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「また投げなあかん。痛くありませんように」

   ダルビッシュは2018年8月23日のブログで、「(DL入り後)ずっとリハビリしていましたが、リハビリ当初からただの張りではない『何か』を感じていて周りにも言っていました」「今回のはレベルが違う痛みがあり(治療しながらだったので多少痛みがなくなっても違和感はずっとあった)、ずっとおかしいと妻にも言っていました」と5月からこれまでと違う異変を感じ続けていたことを明かした。

   さらには「6月の終わりにマイナー登板で5回を投げましたが、投球内容どころではなくとにかく痛みとの戦いでした。翌日には日常生活でもかなり痛みが出始めて、軽くボールを投げることすらできませんでした」とまともにプレーができない状況に。この間、

「毎日起きると『また投げなあかん。痛くありませんように』と祈って、憂鬱な日々を過ごしていました」

と不安に駆られたうえ、

「周りも『仮病じゃないか?』『メンタルの問題では?』みたいな感じにもなっていてまた休むのが非常に精神的に辛かったです」

と周囲の目も気になってしまったという。

「肘の骨のストレス反応」と「上腕三頭筋の肉離れ」

   最近の1か月間は、違和感を抱きながらも上記登板時に比べれば「痛みはないに等しかった」と回復の兆しを見せていた。だが「4日前にまたリハビリ登板に行ったところ2イニング目に似たような痛みが来た」ため、すぐにMRI(編注:磁気共鳴画像法)検査へ。すると、「肘の骨のストレス反応(疲労骨折の手前?)と上腕三頭筋の肉離れでした」とわかり、今季の登板回避を決定した。

   「骨だし、肉離れもあるからそりゃ痛いよなと納得できました」と受け入れているようだが、

「前回(編注:6月)のマイナー登板後に無理言ってMRIを撮るか、DL直後のMRIで造影剤を入れてもらえばよかったと後悔しています」

ともつづっている。造影剤は、MRIでより詳しい診断をするために使用される。ケガが悪化する前に正確な診断と治療ができたのではないか、と感じているのかもしれない。

   ダルビッシュは今季8試合に登板し、1勝3敗、防御率4.95にとどまる。5月27日にDL入りしてから1軍登板はない。来季に向け「強くなって帰って来られるようにしっかりやっていきます!」と復活を誓った。

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