「これをきっかけに、また足を運んでもらえれば」
「お客さまも最初は半信半疑で、『お代はいらないです』とお話しすると、喜んで帰っていかれました。午後5時に開店してから、お客さまがたくさん来られ、電話も鳴りっ放しでした。途中で在庫がなくなって、出せなくなった食べ物もありました。最後まで営業しましたが、ほぼ在庫は空の状態でしたね」
8月21日の1日で、週末の日と同じぐらいの100人弱の来店があったそうだ。
次に、都内のある直営店に取材すると、この店の店長も、飲食代を支払ったり、後からお金を持ってくると言ったりした人はいなかったと話した。
在庫がなくなり、閉店時間の1時間前には、「大好評につき売りつくしました」との貼り紙を出して、営業終了を知らせていた。
ドリームリンクの広報担当者は22日、飲食代を支払った客がいたかについて、「hayasakanta」さんのケース以外は、特に聞いていないと取材に答えた。
在庫がなくなって早めに営業を終えたのは、秋田長屋酒場の1店は確認したが、後は確認していないという。飲食代無料による赤字は、800万円ぐらいになるとしたが、「これをきっかけに、また足を運んでもらえれば」と話している。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)