2018年夏の甲子園(全国高校野球選手権大会)の閉会式で起きた「奇跡」のような出来事が、ツイッターなどで話題になっている。
決勝を戦った両チームがグラウンド上で一列に並んでいる最中だった。3塁側方向の上空に、鮮やかな虹のアーチがかかっていたのだ。実は同じ頃、金足農の地元、秋田県でも虹の目撃情報があった。
「両校の激闘を讃えるかのように」
夏の甲子園は2018年8月21日、決勝が行われ、大阪桐蔭(北大阪)と金足農(秋田)が対戦。悲願の初優勝をめざす金足農を、大阪桐蔭が13‐2で退け、4年ぶり5度目の優勝とともに、史上初となる2度目の春夏連覇を達成した。
試合直後、大阪桐蔭の柿木蓮投手や根尾昂選手らは、涙する金足農の吉田輝星投手と抱擁を交わした。こうして互いの健闘をたたえ合う姿は、ツイッターなどインターネット上で「いいシーンだ...」「こっちまで泣けてくる」と感動を呼んだ。
そんな中、試合後の閉会式で起きたとある出来事も、一部観客の注目を集めていた。グラウンド上に整列した両チームの選手たちがメダルの授与などを受けていた頃、ツイッターに写真付きで
「優勝の大阪桐蔭、準優勝の金足農業を祝福するように、甲子園球場には虹が架かっています」
「甲子園球場に大きな虹がかかっています!選手を祝福しているかのように!」
「甲子園上空には、両校の激闘を讃えるかのように、虹がかかっています」
との声が続々と。3塁側内野席から外野席にかけて、甲子園の上空に大きな虹のアーチがかかっていたのだ。