夏の甲子園(全国高校野球選手権大会)で快進撃を続けてきた秋田県勢の金足農を、これまで「熱い」ツイッター投稿で応援していた秋田朝日放送(AAB、秋田市)は、決勝での敗戦が決まり、感謝の言葉のあとで、泣き顔マークの絵文字を投稿した。それも75個も並べて...
2018年8月21日の決勝で、金足農は大阪桐蔭(北大阪)に2対13と大差で敗れた。予選から1人で好投を続けていたエースの吉田輝星選手が5回12失点で初降板する展開だった。
「ありがとう!!!!金農!!!!!!ありがとう!!!!!!」
試合は1回裏に桐蔭が3点を先取。4回に3点、5回には6点の追加点を挙げ、3回に1点を返した金足農に対し、差を広げていく展開だった。7回には両チームが各1点を追加するが大勢に変化は起きなかった。
序盤から劣勢の展開に、秋田朝日放送ツイッターの反応も控え気味。金足農が7回表に2点目を返し、2対12とした時も、
「2てんめ...!!」
とのみツイートした。
2対13のまま、最後の攻撃となる9回表が始まると、
「さあ9回」
と静かに見守る姿勢を示した。3者凡退で敗戦が決まると、
「ありがとう!!!!金農!!!!!!ありがとう!!!!!!」
「本当にありがとう...!!!」
と続け、
最後に、黄色を主体とした泣き顔マークの絵文字を75個並べてツイートした。このツイートを含め、試合が始まってからは計9ツイートだった。
秋田朝日放送ツイッターはこれまでに、準々決勝進出が決まり、「アアアアア...」と「ア」を28連発したり、決勝行きが決まった20日には、
「あああ dふぁ」
と放心したようなツイートをしたり、と意味不明ながらもユニークで熱いつぶやきを続け、注目を集めてきた。
今回、試合後の「泣き顔」ツイートのその涙が、悲しみの涙か感動のか、感謝のか、などの説明書きはない。