「お金のない世界のイメージを、少しでも皆様が頭の中で膨らますことが出来るようにしていきたい」――。ファッション通販サイト「ZOZO」を運営するスタートトゥデイの前澤友作社長(42)は2018年8月21日、映画を製作する考えを明かした。
テーマは「お金がなくなった世界」。自身の人生哲学を反映させた内容になるという。
平和を阻害する「お金」の存在
「世界平和」を夢みる前澤氏。これまでは「世界中をカッコよく、世界中を笑顔に」を理念とするスタートトゥデイ社の経営を通じて実現を目指してきたが、別の方法でのアプローチも模索しているようだ。
前澤氏は8月21日、ブログサービス「note」を更新。世界を平和にするためには「世の中からお金をなくす」ことだとして、「お金がなくなった世界」をテーマにした映画製作の構想を明かした。「協力いただける方、ぜひご連絡ください」と協力者も募っている。
世の中からお金が無くなれば世界平和になる、とはどんな論理か。前澤氏によれば、いまの社会は「人の人生がお金ありきで語られ、モノやコトの背景にある気持ちや意思が価格で置き換えられました」「人に対する愛や感謝や敬意を忘れさせ、格差や劣等感や無力感を増幅させます」
そのため、戦争やテロ、貧困、自殺などが後を絶たないという。