プロ野球・阪神タイガースの選手が、東京駅近くのタクシー乗り場で、降車専用のスペースから無理に乗車しようとする「ルール違反」行為をしていたことが分かった。J-CASTニュースの2018年8月20日の取材に、球団広報が認めた。
球団の広報担当者は「ファンの皆様やタクシーをご利用の皆様に対して、お詫び申し上げます」と謝罪。再発防止のため、選手へ指導を行う予定だとした。
「並んで待っている一般人もいるのに」
騒動の発端は、あるツイッターユーザーの告発だ。2018年8月17日の投稿で、スーツケースを持った阪神の選手たちが、タクシー乗り場の降車専用スペースに向かう写真をアップし、
「近くにタクシー乗り場があり そこで並んで待っている一般人もいるのに」
などと苦言。「マナーの悪いこの人たちは 実際人を抜かしてるのと同じことをやってます!」と憤りを露わにしていた。
投稿者のツイートによれば、写真に映っているのは藤川球児投手(38)、岩田稔投手(34)、岩崎優投手(27)、中谷将大外野手(25)、北條史也内野手(24)、坂本誠志郎捕手(24)の計6人。降車スペースからタクシーに乗ろうとした選手は、その他にもいたという。
J-CASTニュースの19日の取材に、ツイッターのダイレクトメッセージ(DM)を通じて応じた投稿者は、撮影日時は17日昼で、場所は八重洲口近くのタクシー乗り場だと説明。この日の夜、阪神は神宮球場でナイターのヤクルト戦に臨んでいる。
また、この時の阪神選手たちの様子について投稿者は、
「タクシーの運転手に乗車拒否されたり、一般人から注意受けたりもしていました」
と説明。乗り場では15人以上がタクシーを待っていたが、なかには「『俺はええんや』とか言って(降車用スペースから)乗った」選手もいたという。
なお、この投稿者がタクシー乗車をめぐる阪神選手の「ルール違反」を目撃するのは、今回が初ではないという。 3月下旬と8月上旬にも、東京駅近くの同じタクシー乗り場で、同じような行為を見かけたとしていた。