正恩氏、またご立腹 鉄道手抜き工事で「やり直せ」

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路盤の手抜き工事で「列車の振動が激しく、速度を出せない」

   ところが、18年8月19日に国営メディアが報じた視察では一変。正恩氏は「路盤工事が立派にできていない」ことを指摘し、路盤の硬さと傾斜を測定し、技術工法の要求する水準で工事を行わなかったため、

「列車の振動が激しく、速度を出せない」

ような状態に建設された、とも非難した。その上で、19年までに路盤補修工事をやり直して路線を完成させるように指示した。RFAによると、建設は12~13年頃に始まったと推定されている。「完工を目前」になるまで約5年がかかったことを考えると、19年の開通には、相当な「速度戦」が要求されそうだ。

   正恩氏が現場に「ダメ出し」するのは今回が初めてではない。7月17日には、国営メディアが現地指導に関する記事を8本も一斉に配信し、そのうち4本で、正恩氏の不満が報じられた。その多くが劣悪な衛生状態や工期の遅れを指摘する内容で、休養所にある風呂場の視察では

「薄暗くて非衛生的だ。このような環境で治療になるのか。本当に汚い」

とぶちまけ、内閣メンバーの怠慢ぶりには、不満を「激して述べた」ほどだ。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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