お笑いコンビ「ガリットチュウ」の福島善成さん(40)が、2歳男児の救出劇で注目を集めている尾畠春夫さん(78)のモノマネを披露したことに、インターネット上で賛否が広がっている。
福島さんは2018年8月19日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)にVTR出演。スキンヘッドのかつらに赤いハチマキを巻いて尾畠さんに扮し、「大分のスーパーじいちゃんです」「人探してる?見つけるよ」などと口にしていた。
「えっ、誰か探してる?」
この日の「サンジャポ」では、17日に回転すしチェーン「無添くら寿司」が開いたPRイベントに、福島さんが登場したとVTRで紹介。当初、福島さんはゲストとしてスタジオ出演していたSKE48の須田亜香里さん(26)に扮していたが、
「あっ、ちょっとおトイレいってきます。すいません」
といったん席を外す。
その後、サンジャポのカメラの前に戻ってきた福島さんは、なぜか「スーパーボランティア」として注目を集める尾畠さんのコスプレ姿に。
赤いハチマキにオレンジのTシャツと、服装は山口県周防大島町で行方不明の男児を発見した際の尾畠さんを真似たもの。頭にはスキンヘッドのカツラを被り、黒いマジックで頬に線を引いて、顔がこけたように見せていた。
尾畠さんの真似をした福島さんは、第一声で「えっ、誰か探してる?」。サンジャポのスタッフに「どなたですか」と尋ねられると、
「大分のスーパーじいちゃんです。人探してる?見つけるよ」
と返していた。
さらに福島さんは、須田さんの行方を探しているという設定で、
「だいたいね、アイドルっていうのは下にくだる習性はないんだよ。上にのぼってくんだよアイドルは」
ともコメント。男児を見つけた際の尾畠さんの話をパロディー化し、スタジオの笑いを誘っていた。
「笑いにしては駄目だと思います」
福島さんはサンジャポの放送にあわせ、ツイッターとインスタグラムも更新。尾畠さんに扮した自身の写真をアップしつつ、「『スーパー爺ちゃん』のモノマネです。顔より心を似せたい」としていた。
このように、尾畠さんのモノマネを披露した福島さんに対し、ネット上には賛否の分かれた意見が相次いでいる。ツイッターや5ちゃんねるなどでは、「めっちゃ似てる」「仕事が早い」などと面白がる声が出る一方で、
「笑いにしては駄目だと思います」
「おじいちゃんヒーローなのに茶化すのか これはダメだ」
「こういうの真似するなよ ふざけるな」
といった疑問も。なかには、福島さんのモノマネが「(尾畠さんのことを)バカにしている」ように感じたとして、
「ボランティアで必死に動いてる一般人をバカにするってどんな神経?」
といった批判の声も寄せられている。