「酷暑でカブトムシ大量死」は本当? 「異例被害」報道も...識者「考えづらい」

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観察施設の大量死に「まさかの事実」

   では、市川町の「かぶとむしど~む」の飼育状況はどうなっているのか。そうした事情を確認しようと、J-CASTニュースが16日に施設を受託運営する「クワちゃんハウス」(姫路市)へ取材すると、まさかの事実が明らかになった。

   なんと、この施設でカブトムシが大量死するのは例年のことで、特に珍しいことではないという。取材に応じた施設の男性従業員が、「正直、カブトムシが大量に衰弱死するのは例年のことですよ」と話したのだ。

   その理由を聞いてみると、「子供のための体験型施ですから」との答えが。つまり、子供が触ることでカブトムシが弱るため、例年、営業期間中に多くの個体が死んでしまうワケだ。さらに従業員は続けて、

「子供が触りやすくするために、カブトムシが隠れやすいような場所を少なくしているんです。なので、暑さや日光を避けることが難しくなっている部分もあります。そうした理由もあって、毎年多くのカブトムシが死んでしまうんですよ」

とも話していた。

   なお従業員によれば、今年は幼虫の育ちが悪く、充分な数のカブトムシを仕入れることができなかった。そのため、例年よりも早く閉園せざるを得ない事態となってしまったという。

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