「78歳のスーパーボランティア」として連日メディアにひっぱりだこの尾畠春夫さんが、若干訳あり(?)のプライベート情報を明かした。
ワイドショーのコメンテーターも、「ほっこりする」「緩いところもあって良かった」と笑顔で受け止めていた。
「用事があって出かけて......まだ帰ってない」
2018年8月17日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)は、尾畠さんの自宅(大分県日出町)で本人に話を聞いた様子を録画で紹介した。さまざまな質問項目があったが、スタジオ陣の関心を集めたのは、「家族構成」に関するやりとりだった。
尾畠さんは家族構成について、
「嫁さん1人、息子が48(歳)、娘が45。孫娘が1人、男の子が4人」
と回答。息子さんが自宅から「2分」のところに住んでおり、インタビュー当日も、お弁当を持ってきてくれたそうだ。
レポーターが「奥さんはどちらに?」と質問すると、尾畠さんは、
「奥さんは......」
と少し言いよどんだあと、
「5年前にちょっと用事があって出かけて......まだ帰ってない」
と、回答の後半からは、歯を出して笑いながら答えた。ご機嫌な様子にも見えるが、照れ隠しのように見えなくもない。画面の片隅のワイプ(小窓)に映るスタジオ陣もニヤニヤしている。字幕では「ということで一人暮らし」と表示された。「まだ帰ってない」の意味合いについては、それ以上の質問はなく、現場では別の話題へ移っていった。
「5年前」といえば2013年。小畠さんは11年の東日本大震災以降、被災地でのボランティア活動を活発化させている。
ガダルカナル・タカ「ほっこりするというか...」
その後、画面がスタジオに戻ると、司会の宮根誠司さんが
「奥さんが5年前の用事が済んでないという...」
と話を切り出すと、コメンテーターのタレント、ガダルカナル・タカさんも
「ほっこりするというか...」
「(尾畠さんの活躍を知ると)年をとった後もこんなに頑張んなきゃいけないのかな、と思いましたが、結構緩いところもあって良かった」
と親しみを感じていたようだった。
宮根さんは、
「奥様も今、大仕事の最中だと思いますが...」
と、「まだ帰ってない」の話題に再度触れつつ、このコーナーを締めくくった。
放送が終わると、ツイッターでは
「子供探すより奥さん探しに行ったほうが良いのでは」
といった、冗談とも本気とも受け取れる反応のほか、「ひょっとしたら」と断ったうえで、
「奥さんを亡くしたことの『粋な表現』なのではないか」
といった推測を披露する人も見受けられた。中には、
「そんなプライベートまで聞くな」
と、メディアを諌める声もあった。