声優の石塚運昇(いしづか・うんしょう)さんが2018年8月13日、食道がんのため亡くなっていた。67歳(享年68)だった。所属事務所が17日、公式サイトで発表した。
石塚さんはアニメ「ポケットモンスター」シリーズで「オーキド博士」役を務めるなど活躍。声優仲間からは、その死を惜しむ声が続々と上がっている。
「あのいい声が聞けないなんて...」
石塚さんの所属事務所は8月17日、公式サイトで「食道癌のためかねてより病気療養中でしたが、薬石効なく平成30年8月13日永眠いたしました。生前、皆様から頂きました御厚誼に心より深謝致します」と訃報を伝えた。
石塚さんはアニメ「ポケットモンスター」の放送開始(1997年)以来、主要キャラクターの「オーキド博士」役を演じており、番組内のナレーションも担当。他にも、数多くのポケモンの声を務めていた。
演じたキャラクターはその他、アニメ「カウボーイ・ビバップ」のジェット・ブラック役や、「頭文字D」の藤原文太役、「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」のジョセフ・ジョースター役、「ドラゴンボール超」のミスター・サタン役など数知れない。
なかでも、オーキド博士役の印象が強いようだ。ツイッターのトレンド欄で死去の報道後、「石塚運昇さん」と「石塚さん」に加え、上位にランクインしたのが、「オーキド博士」だった。
以前にオーキド博士の孫「シゲル」役を演じていた声優・小林優子さんは、ツイッターで
「あのいい声が聞けないなんて...もう一緒に飲めないなんて...残念過ぎます。運昇さん」
と投稿。タレントの中川翔子さんも、ツイッターで
「オーキド博士の声で、みんな育ってきた。信じられないしあの声がない世界なんて、、」
と別れを惜しんだ。