行方不明になっていた2歳の男の子を発見・救出した、ボランティアの尾畠春夫さん(大分県)も、一連の疑惑でワイドショーなどを騒がせた日本ボクシング連盟の山根明・前会長も、同じ78歳――
教育評論家の尾木ママこと尾木直樹さん(71)が、2人が同じ年齢である点をブログで指摘した上で、「まるで裏と表の違い」と評し、山根氏を批判する一方で尾畠さんを称賛した。
「ありがとう スーパーボランティアおじいちゃん」
尾木ママは2018年8月16日朝、ブログを更新し、15日に山口県周防大島町で藤本理稀ちゃん(2)を無事発見した78歳の尾畠さんのことを取り上げた。
尾畠さんについて、ボランティアに生き、2歳児の気持ちになることができ、「ピタリと居場所を当てた」と指摘。さらに、
「人生 輝いています!」
「全国の皆さんに明るい希望と夢、勇気を与えたのではないでしょうか?!」
と称賛した。尾木ママ自身も「生きるカンフル剤をうたれました」と、刺激を受けたようで
「ありがとう ありがとう スーパーボランティアおじいちゃん」
と、ハートマーク付きで感謝している。
一方、「同じ78歳!!」と取り上げたのは、山根前会長。暴力団関係者との交流も問題視されており、15日には、全国組織だけでなく、関西ボクシング連盟と奈良県ボクシング連盟についても役職を辞任することが明らかになった。日本ボクシング連盟が発表した。
尾木ママは、山根氏が自身について「世界の山根」「カリスマ山根明」と評していたことに触れ、「自己中心」「自己満足」と批判。ワイドショーなどのテレビ番組が、「犯罪性」の徹底追及を忘れて、「キャラが濃いというだけ」で山根氏の映像を垂れ流している現状に危機感をもっていたが、尾畠さんの登場で、
「山根明を完全ノックアウト」
と感じたそうだ。2人が同じ78歳なのに、
「まるで裏と表の違い」
があると評した。
78歳の著名人、内田裕也にデヴィ夫人...
今回、尾畠さんと山根氏を結びつけた「78歳」というキーワード。参考までに、「78歳」の著名人をプロフィール欄やメディア情報などから探すと、なかなか「キャラが濃い」人たちの名前が並んだ。「ロッケンロール」の決め台詞で知られる、ミュージシャンで俳優の内田裕也さんや、御意見番のデヴィ夫人、「青く染めた髪にタイツ姿」が印象深い作家の志茂田景樹さんらの面々だ。
他にも「元祖美熟女」の歌手・タレントの五月みどりさん、元プロ野球選手ながら「ゆで卵好き」キャラを炸裂させたYouTube動画も披露したタレントの坂東英二さんといった顔ぶれも。4日に亡くなった名優、津川雅彦さんも78歳だった。