夏の同人誌即売会「コミックマーケット94(C94)」で有名CM「NO MORE 映画泥棒!」のコスプレをした人たちの動画が、ツイッターで「リツイート」18万9000件超の反響を呼んでいる。
カメラ男、ジュース男、ポップコーン男...。CMに登場するおなじみのキャラクターを「再現」しており、動きもそっくりだと話題になっているのだ。どうしてこうも「完コピ」できたのか。カメラ男の「中の人」に話を聞いた。
「カメラ男」と「ジュース男」、「ポップコーン男」...
「劇場内での映画の撮影、録音は犯罪です。法律により、10年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方が科せられます」――。こんな音声とともに、ビデオカメラの顔をした男が、勢いよく腕で「×印」をつくる。
ご存じ、日本全国の映画館で映画本編の直前に上映されるCM「NO MORE 映画泥棒」だ。「映画館に行こう!」実行委員会が2007年、「映画盗撮防止キャンペーン」啓発CMとして上映を開始した。ディレクターは映像作家の耶雲哉治氏だ。
この「映画泥棒」CMが、インターネット上でにわかに脚光を浴びている。神奈川県在住の会社員男性(30)が、2018年8月開催のコミケでCMを「再現してみた」として、ツイッターに動画を投稿。15日夜までに「リツイート」18万9000件、「いいね」44万件超の反響を呼んだのだ。
動画に登場するのは、「カメラ男」と「ジュース男」、「ポップコーン男」、「パトランプ男」というCMと同じ顔ぶれだ。本物そっくりの手作り衣装を身にまとい、華麗な身のこなしとキレのあるパフォーマンスを披露している。
「再現」の出来映えをめぐっては、ツイートに「めちゃ再現度高い(元映画館スタッフ)」「クオリティ高すぎ笑 凄いですね!」「動きキレッキレ」と高評価のリプライが続々と寄せられた。CMの「生みの親」の耶雲氏も「すげー!!」と「引用リツイート」するほどだった。
ツイートの投稿者は、カメラ男の「中の人」だ。どうしてこんなにも「完コピ」できたのか。J-CASTニュース編集部では、詳しい話を聞いた。