盆踊りとTRFは近いものがある?
DJ KOOさんの出演についても聞いた。
鳳蝶さんとKOOさんは以前、仕事で一緒をしたことから交友があった。今年の年始に食事をする機会があったといい、そこでKOOさんは、
「大病(編注:17年に脳動脈瘤の手術を受けた)で日本を見つめなおし、周りの環境に還元したい」
と話していたとのこと。
そこで鳳蝶さんがKOOさんを誘い、盆踊り大会への出演が決まった。
盆踊りでTRFの楽曲はミスマッチとすら思える組み合わせだ。しかし、TRFと盆踊りは近いものがあるという。
中野駅前大盆踊り大会は、伝統的な民謡の和楽器の生演奏がウリの1つ。他の地域との差別化や若い世代の参加を後押しするために、J-POPの楽曲を流すこともあった。
若い世代の後押しにTRFは向いていると話す鳳蝶さん。「EZ DO DANCE」を挙げ、こう説明した。
「曲の知名度、テンポ、(編注:より多く人が楽しめる)主旨も近い」
また、「EZ DO DANCE」のサビ部分にある掛け声は盆踊りのお囃子の掛け声と同じで盛り上がるとも話していた。
今年で6回目となるが、今までにDJが洋楽やダンスミュージックを流すことがあったのかを聞くと、
「今までにJ-POPを流したことはありましたが、こういったことは初めて」
今後、中野駅前大盆踊り大会の今後については、中野音頭の知名度向上と、
「老若男女が楽しめる盆踊り。より多くの人に踊ってほしい」
と答えた。