あおり運転は「暴行罪」で検挙も
ツイートによると、車の男は、バイク側が「高速道路で追い越し車線を走っていた」「追い越しざまに睨んだ」といった内容を主張したといい、先にあおり運転をしたと言いたかったのか、「警察に通報するぞ!」と声を上げた。
しかし、ライダーの男性は、睨んだりあおり運転をしたことはないとした。男の態度に腹が立ったが、バイクから降りずにそのままやり過ごし、すぐにスマホから110番通報した。駆け付けた草加署員は当初、あおり運転の立件に渋い顔だった。しかし、バイクの前後に付けたドライブレコーダーの映像を提出すると、男を暴行罪で立件できる可能性を明かしたそうだ。
警察は、車のドライブレコーダーの映像も調べて、バイク側には特に非がないと説明したという。男性は、8月14日昼過ぎ現在では、男から謝罪を受けていないとしている。
今回の件について、草加署の交通課は同日、「まだ捜査中ですので、お話はできません」とJ-CASTニュースの取材に答えた。
あおり運転については、悲惨な死亡事故につながるケースもあったため、警察庁が17年12月、道交法違反のほか、刑法の暴行罪や危険運転致死傷罪(妨害目的運転)での立件も検討するよう全国の警察に指示している。
草加署でも、こうした指示を受けて、幅寄せやパッシングなど恐怖心を与える行為を暴行罪などで検挙する考えを示した。あおり運転については、数件調べているといい、車間距離を狭められたといった通報が最近多くなっているという。