お笑いタレントの有吉弘行さん(44)が、SNSで他人をバッシングするインターネットユーザーらに苦言を呈し、賛否の声が相次いでいる。
2018年8月12日放送の自身のラジオ「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」(JFN)で、お笑いコンビ「やさしい雨」の松崎克俊さん(34)とアニメの話題になった時のことだ。
「場所変えてイジメしているだけなんじゃないか」
国内最大の同人誌即売会・コミックマーケット94(コミケ)が10~12日に開催されたことから、アニメや漫画が趣味の松崎さんは今クールの注目アニメをピックアップ。「主人公が自分たちを投影してくれている」「クラスでも隅っこにいるような人が共感できるストーリー」などとプッシュした。
これに有吉さんは引っかかった。「なんかそういう言い方好きだよな...。『隅っこにいる自分』とかさ」と低いトーンで切り出し、「そういう人がSNSで力を持ち始めて、人に嫌なことばかり言って」と苦言を呈し始めた。さらに、
「自分が隅っこにいて、学生時代つらかったからと言って、SNSで今度は逆にお前らが自分にされて嫌なことしてないか? そういうこと多くない?」
とSNS上で横行するバッシングに不快感を示した。
隣で笑う松崎さんらに、有吉さんは「ずいぶん笑ってるけど」と一言述べると、
「なんか言うじゃん。DQNだとか、ヤンキーみたいの見つけてはネットですげえボロクソ叩いたりするじゃん。あれって自分たちがされて嫌だったことを、いま仕返しでやってるだけじゃん。あれ怖くない? 寂しいなって思う。場所変えてイジメているだけなんじゃないか、SNS炎上させて」
と、なおも不満。「平和的な解決方法はなかったのかな、大人になって」と溜め息をついた。
松崎さんの話に戻った有吉さんは、「言うんだ、そうやってすぐ。『自分は隅っこにいたがー』って。まだ言ってんの? いくつ? (今年)35歳で『学生時代は隅っこにいてー』って何言ってんの。恥ずかしくないの? まだ学生時代のこと言ってんの?」と、軽く説教。だがすぐに、「まあそれは置いておくけど。俺もイジメっ子になりたくないから」と皮肉を込めた。