AKB48グループ恒例の「じゃんけん大会」が、予選段階から乱戦模様だ。2018年の大会は、17年に続いてメンバー同士で相談して「ユニット」単位で参加できる制度だが、人気メンバーが集まったユニットが続々敗退。「選抜総選挙」上位ランクインメンバーの大半が予選で姿を消した。
V3経験者のHKT48の指原莉乃さん(25)と18年は2位だったSKE48の須田亜香里さん(26)は、それぞれ大勢の若手メンバーを率いて参加。指原さんチームは敗れて解散が決まったが、須田さんチームは本選進出を決めて強運ぶりを見せつけた。
129組から本選進出48組を選ぶ
8月10日から12日にかけて千葉市内で行われた予選には129組が参加し、9月23日に行われる本戦に参加する48組と、対戦組み合わせを決めた。人気メンバー同士で結成されたユニットも多く、総選挙の上位勢は「総崩れ」になった。3位の宮脇咲良さん(20)と9位の矢吹奈子さん(16)らによる「H☆N」、6位の横山由依さん(25)と25位の小栗有以さん(16)による「ゆいゆいはん」、5位の岡田奈々さん(20)と74位の瀧野由美子さん(20)による「なあゆみ」などが続々と敗退。
18年の総選挙に出馬しなかった人気メンバーによるチームも同様だ。柏木由紀さん(27)は、18年4位の荻野由佳さん(19)、24位西潟茉莉奈さん(23)と組んで「西荻柏」を結成。じゃんけんに立った荻野さんはあっさり敗れ、
「もうダメだわたし...!お二人のファンの皆さんごめんなさい!」
と崩れ落ちた。指原さんが中学生メンバー5人を率いて結成した「私立指原中学」も敗退。あっという間に解散が決まった。