お笑いタレントのカンニング竹山さんが、日本ボクシング連盟会長の辞任を表明した山根明氏に関するマスコミの取材攻勢に苦言を呈した。
2018年8月13日放送の「ビビット」(TBS系)では山根氏の「妹」を直撃したが、日本連盟とは無関係の人物。竹山さんは「山根さんが面白いキャラクターだからということで我々マスコミは追いたがるけど、(家族を)追っても何も出てこないよ」とやや呆れたようにコメントした。
「推測ですよ。推測ですけど...」
「日本ボクシングを再興する会」が提出した告発状がきっかけで辞任を表明した山根氏について、19歳年下の妹は「ビビット」で、「兄の方にも、あちら(再興する会)が出した以上のもの、同じようなものがあるんじゃないかと。推測ですよ。推測ですけどメール文であったり」と反撃の可能性を示唆。連日の兄の発言について「本来はハラハラドキドキ悲しくなるはずの時なのに、笑ってしまうんですよね。ふふふ。どの漫才よりも本当に心の底から転げ回ってます。最高のキャラクターだと思います」と笑い、「カリスマだなと思います。ゴッドファーザーですよね、彼は」と評した。
ただスタジオのカンニング竹山さんは、こうした妹への直撃について、
「全然関係ないでしょう。山根さんは辞任したんだから、問題なのは助成金(不正流用)問題。なのに、山根さんのキャラクターがおかしいからって...、山根さんがマスコミに『うるさい』と言ってましたけど、マスコミうるさいよね。おじさんが面白いから追ってるだけで」
と呆れたように話した。山根氏は12日も大阪で報道陣に囲まれると、「辞任してるから。うるさい。もういい。あっちいけ。報道関係全部敵や」と露骨に不快感を示していた。
妹の話の内容も、竹山さんは「自分で『推測』と言ってるんだから、オバサンの推測聞いてもしょうがないでしょう」と苦言。さらに、
「考えてみてください。山根さんが自分のおじいちゃんだったら家族はまあ楽しいよ。家族は仲良いんですよ。でも(家族である)妹さんは、日本ボクシング連盟と何も関係ない。山根さんは一番面白いキャラクターだから我々マスコミは追いたがるけど、(家族を)追っても何も出てこないよ」
と、連盟と無関係の妹の発言を真に受けるかのような姿勢に、疑問を感じたようだった。