「表面的にセカパを探している人はいない」
実際のところはどうなのだろうか。既婚者による「合コン」を主催する団体に取材すると、既婚者合コン=「セカンド・パートナー」探しではない、という答えが返ってきた。
「セカンド・パートナーという言葉と、既婚者の合コンとは何も関係がありません。新しい知り合いを増やしたくて参加している人が多いようです」
首都圏で既婚者同士の友人づくりを支援している団体「Brilliant」の運営責任者・青山ひかるさんは、7日のJ-CASTニュースの取材にそう答えた。
Brilliantは17年10月、運営を開始。東京や横浜、千葉、埼玉で月に10数回、20~50代の既婚男女を対象に合コン形式のパーティーを開いてきた。少なくともBrilliantでは、「表面的にセカンド・パートナーを探している人はいません」と青山さんは明かす。
場所は落ち着いた雰囲気のレストランやバーなど。詳細はそれぞれ異なるが、参加人数は男性12人、女性12人など。料金は、男性が約8500円、女性が約2000円代。現在、女性を中心とするスタッフ8人で運営している。
こうした「既婚者合コン」のサークルを立ち上げた理由をたずねると、青山さんは「主催の私が既婚者であるため」と説明する。
「既婚者同士だと、子どもの話や家庭の悩みなども含めて気軽に話せて、お友達になりやすいようです。合コン形式にしたのは、男女比を合わせた方が盛り上がり、独身時代に当たり前に楽しんだ世代だから入り込みやすいと思ったからです」
参加者の年齢層は男女とも、40代が中心。リピーターと比べると、新規の参加者が多い。パーティーでは「皆さまの話を妨げないよう」心がけつつ、参加者に席替えや連絡先交換を促している。