駐車料金の返金はなく、今後については交渉次第
一方で、「大きく書かれているから、問題ない。常連だから勘違い、も通用しない」「原則はちゃんと読まなかった側の落ち度」などと駐車場利用者も気を付けるべきだったとの指摘も出た。
報道を受けて、駐車場運営会社のパラカは8月10日、料金設定についてホームページ上に説明文をアップした。
それによると、「ホテルJALシティ青森」の客の利用を優先するため、ホテルのオーナーで駐車場の地主がパラカと協議してこの料金設定に決めたとした。しかし、騒ぎになったことを謝罪し、今後このようなことがないように改善したいとしている。
パラカの管理部は同日、J-CASTニュースの取材に対し、次のように答えた。
「料金が高ければ車を止めないだろうと、一般の人は利用しない想定でいました。現地に人を置かない方法を考えましたが、配慮が足りませんでした。次のねぶた祭からは、駐車場に人を出して一般の人は利用できないと案内するなど、違う形にしたいと考えています」
お金を支払った人への返金については、オーナーに大半の金が回るため、パラカでは対応していないとしている。
ホテルJALシティ青森は、ねぶた祭期間の特別料金については承諾していたが、総支配人は、次のように取材に話した。
「ホテルは駐車場を借りているだけで、駐車料金の返金は受けられません。しかし、問い合わせがたくさん来ており、ホテルの気持ちとして、5000円のホテル利用券を差し上げています」
返金がないことに納得できない人は、パラカ側と交渉するしか現状ではないという。