長嶋一茂、山根前会長は「僕には悪人に見えないです」 スポーツ界には「こういう方たくさんいた」

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「役職に残るのは往生際が悪い」

   8日に辞任表明した山根氏は9日、報道陣の前で「会長と理事は辞任してます」と改めて明言し、「世界に『無冠の帝王』いう名刺を出して生きてきてるんですから、肩書きはどうでもいいです」「悔いはありません。それが『男山根』ですよ」など役職に固執しない考えを述べた。一方で、「死ぬまでアマチュアボクシングに関係します」と何らかの形でボクシング界に関わる意向も示していた。

   この発言に長嶋さんは番組で「選手じゃないのに自分を『帝王』と言っちゃうところが時代錯誤で、『帝王』であってはいけないし、ボクシング連盟を私物化してきたのが見え隠れする」などと批判した。山根氏が関西ボクシング連盟会長などの役職も持っていることから、

「僕は役職に残るのは往生際が悪いと思いますよ。何かあったら腹を切ると言ってるんだから、いったん全部辞めないといけない。辞めてもボクシングは見られるし、後方支援もできる。本当にボクシングを愛しているんだったらそっちに回らないと」

と、役職から離し、影響力を一掃するよう求めた。

   そのために、スポーツ庁にも厳しい姿勢を求めた。長嶋さんは「今までにないスキャンダルだと思ったのは、反社会的勢力と関係があると認めたこと」と、山根氏が元暴力団組長と数十年来の付き合いがあったことを強く問題視し、

「鈴木大地さん(スポーツ庁長官)は『反社会的勢力と関係あるなら、即刻お辞めになるべきと思います』といったコメントをしていたけど、これが気になるんです。もっと攻めてもらいたい。『自分たちの管轄に置いてすぐに辞めてもらう』と強く言ってもらえないのかな」

と話していた。

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